お互いの違いの理解と建設的なやりとりのために

こちらの講座では、世界40カ国以上で使われている、
ユングの心理学的タイプ論をベースにした自己理解ツール、
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)を使います。

 人が関わる様々な場面で活用できます

・職場のコミュニケーションやマネジメント上の課題に。

・顧客の理解とコミュニケーション促進、良好な関係性づくりに。

・家族やパートナーとのよりよい関係づくりに。

・エネルギーが湧きやすい仕事のやり方、貢献のしかたのヒントに。

・人の意欲を高め強みを引き出すリーダーシップ開発に。
・お客様のニーズ理解のための指針として。


〈開催している講座〉
それぞれの講座ページをご覧下さい。

・ベーシック講座

「本来の自分の活かし方」

8月25日(日)開催 受付中

 

・フォローアップアドバンス講座 

「人生を導く羅針盤 タイプダイナミクス」

9月7日(土)開催 受付中

 

・MBTIを使った個人セッション


MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とは?


スイスの心理学者ユング(C.G.Jung)が提唱した心理学的タイプ論がベース。米国人親子K.BriggsとI.Myersが約20年を費やして開発しました。

その後約60年も続く研究と開発を経て、現在では性格の多様性を理解するために、世界で最も広く使われているグローバルスタンダードの性格検査となっています。
米国では年間200万人が受検、世界45カ国以上で利用。日本では正式版が2000年9月から導入されています。

 

人間の心(認知)の基本的なメカニズムを説明しているため、様々な目的で使われています。

・自己理解と他者理解

・キャリア開発(キャリアカウンセリング)

・動機分析

・チームビルディング

・マネジメントとリーダーシップのトレーニング

・コーチング

・人間関係における相互理解

・カップルカウンセリング

・教育者のトレーニング

・異文化、ダイバーシティなどのトレーニング

など

 


MBTIは信頼性、妥当性を検証された性格検査ですが、いわゆる「診断テスト」ではないため、質問回答のみでは本来のタイプはわかりません。
文化的に自我の発達が脆弱とされている日本においては、特に質問の結果のみでタイプを思い込み、まちがった自己理解をしてしまうリスクがあります。

 

正式なMBTIは、タイプを自分で決めるという「自己決定の原則」「受検者本人の利益のためのみ使う」などの倫理規定があります。


そのため、質問フォームの受検結果をきっかけとして、専門家のフィードバックやコンサルテーションが国際基準で義務づけられていています。(研修や個人セッションなどの方法で)

このプロセスを全体を含むメソッドがMBTIです。

 


このツールをお勧めする理由


・人と比べず自分を理解出来るため、自己肯定につながる。

・タイプに分けることを目的としてない(それは入口)。

・心の意識化を通して成人発達が促される。

・能力は見ていない。

・優れている、劣っているという見方はない。

・性格タイプの良し悪しはない。

・新たな観点で自分や他者を見つめることができる。

・決めつけに気づけて、他者に寛容になる。

・自分が大切にしたいことや軸が明確になる。

・自分が属する集団の文化や構造の違和感を、タイプの観点で分析できるようになる。(タイプのマジョリティとマイノリティ)

MBTIのこういった特徴からお勧めしています。


タイプの構造とは(ベースとなる理論)


ユングによる心理学的タイプ論とマイヤーズによって
心がどのように働いているか説明しています。

※講座では、さらに理解が進むようお伝えします。

 

ユングは世界のものごとは対極の2極で成り立つと考えていました。(例えば、海と陸、昼と夜、陰と陽etc...)

 

人の心もこの対極の構造で説明できるのではないか?

と仮説を立て、多くの臨床経験を通して確信を持ちました。

 

それが、ユングの心理学的タイプ論として発表され、

心的機能という心の構造の説明がなされました。

 

 ー ー ー ー ー ー ー ー

 

人間の心には、ふたつの活動がある。

 

A 情報を取り入れる 

→知覚機能 

(情報を集める、知る)

 

B 取り入れた情報を整理し結論づける 

→判断機能

(結論を導く、決める)

 

これらAとB、2つの二律背反の活動によって、心は働いている。



ユングはこの知覚と判断それぞれもまた、二律背反の2つの方法があることを見出した。

 

①知覚(情報を集める)

感覚機能(Sensing) ⇔ 直観機能(Intuition)

②判断(結論を導く)

思考機能(Tinking)  ⇔ 感情機能(Feeling)

 

 

誰もがこの4つのそれぞれの心の機能を持っていて、使うことができる。

ただし、同等に信頼したり使っていることはない。

 

①知覚するときも、②判断するときも、

対極のどちらか一方を(無意識に)自然と好んで使っている。

 

自然と使い慣れている方があるということ。

それを「指向する」という(=Preferences)。


普段無意識に優先して使っている側(指向する方)が、

心の習慣(心のきき手)となり、タイプの違いとして表れる。

 

 

 

また、これらの心のエネルギーが動くには方向性が必要となる。
それも二律背反の方向を持つ。

・内側へ向いている状態 →内向

・外側へ向いている状態 →外向

 

 心のエネルギーの方向

内向(Introversion) ⇔ 外向(Extraversion)

 

 

 

これらの、ひとつひとつの指向が組み合わさり、個人の心の使い方のパターンとなる。

 

・知覚=情報を集め方(感覚か直観か)

    ×

・判断=判断のしかた(思考か感情か)

    ×

・エネルギーの方向(内向か外向か)

 

これらの構造を背景に、ユングの心理学的タイプ論が確立された。



 

さらにマイヤーズが、
日常のスタイル、外界との接し方という新たな指標を見出した。

判断的態度(Perceiving) ⇔ 知覚的態度(Judging)


タイプの座標軸となるこれら4指標を完成させたことで、

ユングのタイプ論を発展させるに至った。

 

 

 

〈MBTI4つの指標〉

・   内向(I)  ⇔ 外向(E)   エネルギーの方向

・   感覚(S) ⇔ 直観(N)   知覚機能(情報を取り入れる)

・   思考(T) ⇔ 感情(F)    判断機能(結論を導く)

判断的態度(J)⇔知覚的態度(P) 日常のスタイル

 

 

この組み合わせによって、考えや行動のあらわれ方に違いが生じると考えられ、16タイプの傾向の違いとなる。

これが心の諸システムの理論構造を土台として、いずれかのタイプに見出されることになる。

 

タイプは、例えばISTJなどの4指標の文字で表現される。

 

 

 

 

※注意
これら理論の言葉は、一般で使われる定義とは異なります。

例えば、「内向」「外向」は「内向的」「外向的」という意味ではありません。「感情」も感情的という意味とは異なります。

 


背景にあるのは発達論です


上記の指標の指向する極がどちら側であっても、

誰もが全ての心の機能を持っています。


ふだん無意識に優先して使っている側とは反対の指向も、
意識的に呼び起こして使うことができます。

 

MBTIで見るのは能力や発達度ではなく、心のエネルギーの習慣。

なので、指向していない側も発達させていくことができるのです。

 

どのタイプであっても経験を通して人は一生発達します。

その中で自己を意識化していく(自分に気づく)プロセスは、

その発達と成熟におおいに貢献することでしょう。


また、これまでの環境や集団の中で無意識に思い込んできた、

自己概念や自分へのレッテル。

それをこれまでと違う見方で自分を開放させていくことで、

健全な自己概念を再構築できます。

MBTIは類型論でありながらもタイプ分けを目的としていません。

社会的文脈や環境の文化の中で自分や相手に貼っていた既存のラベルづけをはがすことできます。

 

つまりは、人を自由にするツールなのです。


あなたと相手の「ふつう」は違うかもしれません


 

タイプの違いは、まず優先したいものごとやエネルギーが上がる活動が異なることを意味します。

 

自分にとってあたり前で自然なことは、無意識に相手も自分と同じようだと思い込んでしまい、他者との行き違いが生じることが多いわけです。

あなたにとって「これが当然でしょ」「ふつうそうでしょ」は、

相手にとってのふつうや好むこととは違うかもしれません。

 

ふだんあたり前となっている自分の心のパターンを「意識化」していく。

そして、相手をわかっているつもりだったことが、実際にはそうではなかったと気づくかもしれません。

 

そこで「本当に相手を理解することとはどういうことなのか?」

を考え始めることができます。

それは、成熟したタイプに向かっていく途上の問いとなり、よりよい人間関係を育むきっかけとなることでしょう。

 


一般社団法人 日本MBTI協会認定
MBTI認定ユーザー 2003031259
   早川健治