世界40カ国以上で使われている、
ユングの心理学的タイプ論をベースにした自己理解ツール、
正式版MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)を使ったワークショップ
人が関わる様々な場面で活用できます
・職場のコミュニケーションやマネジメント上の課題に。
・顧客の理解とコミュニケーション促進、良好な関係性づくりに。
・家族やパートナーとのよりよい関係づくりに。
・エネルギーが湧きやすい仕事のやり方、貢献のしかたのヒントに。
・人の意欲を高め強みを引き出すリーダーシップ開発に。
・お客様のニーズ理解のための指針として。
〈現在受付中のコース〉
各講座ページをご覧下さい。
・ベーシックWS グループセッション
「本来の自分の活かし方」
次回日程未定
・アドバンス編(上級編)
「人生を導く羅針盤」
次回日程未定
・MBTI STEP2
随時受付
・個人フィードバックセッション
随時受付
▪️法人のご担当の方へ
ベーシックセッションをベースに、下記テーマと紐付けた研修プログラムも可能です。
「職場活性やコミュニケーション」
「リーダーシップ、マネジメント」
「チームビルディング」
「中高年のキャリア開発支援」など
社内導入検討のためのデモ実施についてはご相談下さい。
(実施時間は4時間必要です)
オンラインの場合はzoom利用。リアル実施も可能。
※詳細はお問い合わせ下さい。
Kenji.hayakawa☆icloud.com
(☆マークを@に換えて下さい)
スイスの心理学者ユング(C.G.Jung)が提唱した心理学的タイプ論がベース。米国人親子K.BriggsとI.Myersが約20年を費やして開発しました。
その後約60年も続く研究と開発を経て、現在では性格の多様性を理解するために、世界で最も広く使われているグローバルスタンダードの性格検査となっています。
米国では年間200万人以上が受検、世界45カ国以上で利用。日本では正式版が2000年9月から導入されています。
人間の心(認知)の基本的なメカニズムを説明しているため、様々な目的、場面で使われています。
・自己理解と他者理解
・キャリア開発(キャリアカウンセリング)
・動機分析
・チームビルディング
・マネジメントとリーダーシップのトレーニング
・コーチング
・人間関係における相互理解
・カップルカウンセリング
・教育者のトレーニング
・異文化、ダイバーシティなどのトレーニング
など
MBTIは信頼性、妥当性を検証された性格検査ですが、いわゆる「診断テスト」ではないため、質問回答のみでは本来のタイプはわかりません。
受検後のレポートタイプをきっかけに、フィードバック(講座やセッション)を通して本来の自分を見出していくメソッドです。
MBTI and Myers-Briggs Type Indicator are registered trademarks of the Myers-Briggs Type Indicator foundation in the United States and other countries.
・人と比べず自分を理解出来るため、自己肯定につながる。
・タイプに分けることを目的としてない(それは入口)。
・心の意識化を通して成人発達が促される。
・能力は見ていない。
・優れている、劣っているという見方はない。
・性格タイプの良し悪しはない。
・新たな観点で自分や他者を見つめることができる。
・アンコンシャスバイアス(決めつけ)に気づけ他者に寛容になる。
・自分が大切にしたいことや軸を明確にするヒントとなる。
・自分が属する集団の文化や構造(組織文化等)を、タイプの観点で分析できるようになる(タイプマジョリティ)。
こういった特徴から、MBTIをお勧めしています。
ユングによる心理学的タイプ論とマイヤーズによって
心がどのように働いているか説明しています。
※講座では、さらに理解が進むようワーク交えてお伝えします。
ユングは世界のものごとは対極の2極で成り立つと考えていました。(例えば、海と陸、昼と夜、陰と陽etc...)
人の心もこの対極の構造で説明できるのではないか?
多くの臨床経験を通して、その仮説に基づいた説明ができることに確信を持ちました。
心的機能という心の構造の説明がなされ、それが、ユングの心理学的タイプ論として発表されたわけです。
タイプ論の構造を簡単にここで解説します。
ー ー ー ー ー ー ー ー
「性格タイプ」心の機能とエネルギーの方向
ー ー ー ー ー ー ー ー
人間の心には、ふたつの活動がある。
A 情報を取り入れる
→知覚機能
(情報を集める、知る)
B 取り入れた情報を整理し結論づける
→判断機能
(結論を導く、決める)
これらAとB、2つの二律背反の活動によって、心は働いている。
ユングはこの知覚と判断という機能においても
二律背反の2つの方法があることを見出した。
①知覚(情報を集める)
感覚機能(Sensing) ⇔ 直観機能(Intuition)
②判断(結論を導く)
思考機能(Tinking) ⇔ 感情機能(Feeling)
誰もがこの4つのそれぞれの心の機能を持っていて、使うことができる。ただし、同等に信頼したり使っていることはない。
①知覚するときも、②判断するときも、
対極のどちらか一方を(無意識に)自然と好んで使っている。
つまり、自然と使い慣れている方があるということ。
それを「指向する」という(=Preferences)。
普段無意識に優先して使っている側(指向している極)が、心のきき手(心の習慣)側であり、人によって違うがある。
それがタイプの違いとして表れる。
また、これらの心のエネルギーが動くには方向性が必要となる。
それも二律背反の方向を持つ。
・内側へ向いている状態 →内向
・外側へ向いている状態 →外向
心のエネルギーの方向
内向(Introversion) ⇔ 外向(Extraversion)
これらの、ひとつひとつの指向が組み合わさり、個人の心の使い方のパターンとなる。
・知覚=情報を集め方(感覚か直観か)
×
・判断=判断のしかた(思考か感情か)
×
・エネルギーの方向(内向か外向か)
さらにマイヤーズ親子は、
日常のスタイル、外界との接し方の違いによって
新たな指標を見出した。
判断的態度(Perceiving) ⇔ 知覚的態度(Judging)
まず決めたい 進みながら決める
以上、タイプの座標軸となるこれら4指標を完成させたことで、
ユングのタイプ論を発展させるに至った。
〈MBTI4つの指標〉
・ 内向(I) ⇔ 外向(E) エネルギーの方向
・ 感覚(S) ⇔ 直観(N) 知覚機能(情報を取り入れる)
・ 思考(T) ⇔ 感情(F) 判断機能(結論を導く)
・判断的態度(J)⇔知覚的態度(P) 日常のスタイル
この組み合わせによって、考えや行動のあらわれ方に違いが生じると考えられ、16タイプの傾向の違いとなる。
タイプは、例えばISTJなどの4指標の文字で表現される。
※注意
これら理論の言葉は、一般で使われる定義とは異なります。
例えば、「内向」「外向」は「内向的」「外向的」という意味ではありません。「感情」も感情的という意味とは異なります。
上記の指標の指向する極がどちら側であっても、
誰もが全ての心の機能を持っています。
ふだん無意識に優先して使っている側とは反対の指向も、
意識的に呼び起こして使うことができます。
MBTIで見るのは能力や発達度ではなく、心のエネルギーの習慣。
なので、指向していない側も発達させていくことができるのです。
どのタイプであっても経験を通して人は一生発達します。
その中で自己を意識化していく(自分に気づく)プロセスは、
その発達と成熟におおいに貢献することでしょう。
また、これまでの環境や集団の中で無意識に思い込んできた、
自己概念や自分へのレッテル。
今までと違う見方で自分を見つめる手だてを知ることで、思い込みに気づき、健全な自己概念を再構築する強力なツールとなります。
MBTIは類型論でありながらもタイプ分けを目的としていません。
社会的文脈や集団、環境の中で、自分や相手に貼っていた既存のラベルづけをはがすことできます。
つまりは、人を自由にするツールなのです。
タイプの違いは、まず優先したいものごとやエネルギーが上がる活動が異なることを意味します。
自分にとってあたり前で自然なことは、無意識に相手も自分と同じようだと思い込んでしまい、他者との行き違いが生じることが多いわけです。
あなたにとって「これが当然でしょ」「ふつうそうでしょ」は、
相手にとってのふつうや好むこととは違うかもしれません。
ふだんあたり前となっている自分の心のパターンを「意識化」していく。
そして、相手をわかっているつもりだったことが、実際にはそうではなかったと気づくかもしれません。
そこで「本当に相手を理解することとはどういうことなのか?」
を考え始めることができます。
それは、成熟したタイプに向かっていく途上の問いとなり、よりよい人間関係を育むきっかけとなることでしょう。
正式なMBTIは、タイプを自分で決めるという
「自己決定の原則」が定められています。
そのため、質問フォームの受検結果をきっかけとして、専門家のフィードバックが国際基準で義務づけられていています。
(研修や個人セッションなどの方法で)
MBTIを受検するプロセス
1質問フォーム回答
2有資格者(認定ユーザー)からレポートを受け取る
3フィードバックを受けながらタイプを検証する
フィードバックを受け自分を深掘りしていくプロセスが重要であり、そこまで含むものがMBTIです。
MBTIは診断テストではなく、自己認知を深めるメソッドなのです。
簡易テストでタイプがわかるような模倣版に注意しましょう!
文化的に自我の発達が弱い日本では、環境の中で身につけたペルソナ(役割性格)や、社会的に「こちらの方が望ましいはず」と無意識に思うことが多いため、それらが回答時に影響を受けます。
研修や講座で受講者に聞くと「ネットで簡単にわかるものをやってみたが違うタイプだった」と言う方が多く、本来のタイプが回答として出ないケースは多いと考えられます。
正式版ではないサイトの質問項目には、価値判断が入りやすい偏りのある記述内容も多く、間違った理解の可能性もあるため注意が必要です。
一般社団法人 日本MBTI協会認定
MBTI認定ユーザー 2003031259
早川健治