本来の持ち味を活かし、分かち合う

世界40カ国以上で使われている、
ユングの心理学的タイプ論をベースにした自己理解ツール、
正式版MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)を使ったワークショップ

 人が関わる様々な場面で活用できます

・職場のコミュニケーションやマネジメント上の課題に。

・顧客の理解とコミュニケーション促進、良好な関係性づくりに。

・家族やパートナーとのよりよい関係づくりに。

・エネルギーが湧きやすい仕事のやり方、貢献のしかたのヒントに。

・人の意欲を高め強みを引き出すリーダーシップ開発に。
・お客様のニーズ理解のための指針として。

 

 


〈現在受付中のコース〉

各講座ページをご覧下さい。 

 

 

・ベーシックWS グループセッション

「本来の自分の活かし方」

2月17日(土)

 

 

・アドバンス編(上級編)

「人生を導く羅針盤」

2月10日(土)

 

 

・MBTI STEP2

随時受付

 

 

・個人フィードバックセッション

ベーシック編、アドバンス編とも随時受付

 

 

 

▪️法人のご担当の方へ

 

ベーシックセッションをベースに、下記テーマと紐付けた研修プログラムも可能です。

「職場活性やコミュニケーション」

「リーダーシップ、マネジメント」

「チームビルディング」

「中高年のキャリア開発支援」など

 

社内導入検討のためのデモ実施についてはご相談下さい。

(実施時間は通常通り5時間必要です)

 

オンラインの場合はzoom利用。リアル実施も可能。

※詳細はお問い合わせ下さい。

 Kenji.hayakawa☆icloud.com

(☆マークを@に換えて下さい) 


MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とは?


スイスの心理学者ユング(C.G.Jung)が提唱した心理学的タイプ論がベース。米国人親子K.BriggsとI.Myersが約20年を費やして開発しました。

その後約60年も続く研究と開発を経て、現在では性格の多様性を理解するために、世界で最も広く使われているグローバルスタンダードの性格検査となっています。

米国では年間200万人以上が受検、世界45カ国以上で利用。日本では正式版が2000年9月から導入されています。

 

人間の心(認知)の基本的なメカニズムを説明しているため、様々な目的、場面で使われています。

・自己理解と他者理解

・キャリア開発(キャリアカウンセリング)

・動機分析

・チームビルディング

・マネジメントとリーダーシップのトレーニング

・コーチング

・人間関係における相互理解

・カップルカウンセリング

・教育者のトレーニング

・異文化、ダイバーシティなどのトレーニング

など

 


MBTIは信頼性、妥当性を検証された性格検査ですが、いわゆる「診断テスト」ではないため、質問回答のみでは本来のタイプはわかりません。
受検後のレポートタイプをきっかけに、フィードバック(講座やセッション)を通して本来の自分を見出していくメソッドです。

MBTI and Myers-Briggs Type Indicator are registered trademarks of the Myers-Briggs Type Indicator foundation in the United States and other countries.


このツールをお勧めする理由


・人と比べず自分を理解出来るため、自己肯定につながる。

・タイプに分けることを目的としてない(それは入口)。

・心の意識化を通して成人発達が促される。

・能力は見ていない。

・優れている、劣っているという見方はない。

・性格タイプの良し悪しはない。

・新たな観点で自分や他者を見つめることができる。

・アンコンシャスバイアス(決めつけ)に気づけ他者に寛容になる。

・自分が大切にしたいことや軸を明確にするヒントとなる。

・自分が属する集団の文化や構造(組織文化等)を、タイプの観点で分析できるようになる(タイプマジョリティ)。

こういった特徴から、MBTIをお勧めしています。

 


性格タイプとは(ベースとなる理論構造)


ユングによる心理学的タイプ論とマイヤーズによって
心がどのように働いているか説明しています。

※講座では、さらに理解が進むようワーク交えてお伝えします。

 

ユングは世界のものごとは対極の2極で成り立つと考えていました。(例えば、海と陸、昼と夜、陰と陽etc...)

 

人の心もこの対極の構造で説明できるのではないか?

多くの臨床経験を通して、その仮説に基づいた説明ができることに確信を持ちました。

心的機能という心の構造の説明がなされ、それが、ユングの心理学的タイプ論として発表されたわけです。

 

タイプ論の構造を簡単にここで解説します。 

 

 ー ー ー ー ー ー ー ー

「性格タイプ」心の機能とエネルギーの方向

 ー ー ー ー ー ー ー ー

 

人間の心には、ふたつの活動がある。

 

A 情報を取り入れる 

→知覚機能 

(情報を集める、知る)

 

B 取り入れた情報を整理し結論づける 

→判断機能

(結論を導く、決める)

 

これらAとB、2つの二律背反の活動によって、心は働いている。


ユングはこの知覚と判断という機能においても
二律背反の2つの方法があることを見出した。

 

①知覚(情報を集める)

感覚機能(Sensing) ⇔ 直観機能(Intuition)

②判断(結論を導く)

思考機能(Tinking)  ⇔ 感情機能(Feeling)

 

 

誰もがこの4つのそれぞれの心の機能を持っていて、使うことができる。ただし、同等に信頼したり使っていることはない。

 

①知覚するときも、②判断するときも、

対極のどちらか一方を(無意識に)自然と好んで使っている。

 

つまり、自然と使い慣れている方があるということ。

それを「指向する」という(=Preferences)。


普段無意識に優先して使っている側(指向している極)が、心のきき手(心の習慣)側であり、人によって違うがある。
それがタイプの違いとして表れる。

 

 


 

また、これらの心のエネルギーが動くには方向性が必要となる。
それも二律背反の方向を持つ。

・内側へ向いている状態 →内向

・外側へ向いている状態 →外向

 

 心のエネルギーの方向

内向(Introversion) ⇔ 外向(Extraversion)

 

 

 

これらの、ひとつひとつの指向が組み合わさり、個人の心の使い方のパターンとなる。

 

・知覚=情報を集め方(感覚か直観か)

    ×

・判断=判断のしかた(思考か感情か)

    ×

・エネルギーの方向(内向か外向か)


 

さらにマイヤーズ親子は、
日常のスタイル、外界との接し方の違いによって
新たな指標を見出した。

 

判断的態度(Perceiving) ⇔ 知覚的態度(Judging)

まず決めたい        進みながら決める

 

 

以上、タイプの座標軸となるこれら4指標を完成させたことで、

ユングのタイプ論を発展させるに至った。

 

 

 


 

〈MBTI4つの指標〉

 

・   内向(I)  ⇔ 外向(E)   エネルギーの方向

・   感覚(S) ⇔ 直観(N)   知覚機能(情報を取り入れる)

・   思考(T) ⇔ 感情(F)    判断機能(結論を導く)

判断的態度(J)⇔知覚的態度(P) 日常のスタイル

 

 

この組み合わせによって、考えや行動のあらわれ方に違いが生じると考えられ、16タイプの傾向の違いとなる。

 

タイプは、例えばISTJなどの4指標の文字で表現される。

 

 

 

 

※注意
これら理論の言葉は、一般で使われる定義とは異なります。

例えば、「内向」「外向」は「内向的」「外向的」という意味ではありません。「感情」も感情的という意味とは異なります。

 


背景にあるのは発達論です


上記の指標の指向する極がどちら側であっても、

誰もが全ての心の機能を持っています。


ふだん無意識に優先して使っている側とは反対の指向も、
意識的に呼び起こして使うことができます。

 

MBTIで見るのは能力や発達度ではなく、心のエネルギーの習慣。

なので、指向していない側も発達させていくことができるのです。

 

どのタイプであっても経験を通して人は一生発達します。

その中で自己を意識化していく(自分に気づく)プロセスは、

その発達と成熟におおいに貢献することでしょう。


また、これまでの環境や集団の中で無意識に思い込んできた、

自己概念や自分へのレッテル。

今までと違う見方で自分を見つめる手だてを知ることで、思い込みに気づき、健全な自己概念を再構築する強力なツールとなります。

MBTIは類型論でありながらもタイプ分けを目的としていません。

社会的文脈や集団、環境の中で、自分や相手に貼っていた既存のラベルづけをはがすことできます。

 

つまりは、人を自由にするツールなのです。

 


あなたと相手の「ふつう」は違うかもしれません


 

タイプの違いは、まず優先したいものごとやエネルギーが上がる活動が異なることを意味します。

 

自分にとってあたり前で自然なことは、無意識に相手も自分と同じようだと思い込んでしまい、他者との行き違いが生じることが多いわけです。

あなたにとって「これが当然でしょ」「ふつうそうでしょ」は、

相手にとってのふつうや好むこととは違うかもしれません。

 

ふだんあたり前となっている自分の心のパターンを「意識化」していく。

そして、相手をわかっているつもりだったことが、実際にはそうではなかったと気づくかもしれません。

 

そこで「本当に相手を理解することとはどういうことなのか?」

を考え始めることができます。

それは、成熟したタイプに向かっていく途上の問いとなり、よりよい人間関係を育むきっかけとなることでしょう。

 


受検後のフィードバックまで含むものがMBTI


正式なMBTIは、タイプを自分で決めるという

「自己決定の原則」が定められています。

 

そのため、質問フォームの受検結果をきっかけとして、専門家のフィードバックが国際基準で義務づけられていています。

(研修や個人セッションなどの方法で)

 

MBTIを受検するプロセス

1質問フォーム回答

2有資格者(認定ユーザー)からレポートを受け取る

3フィードバックを受けながらタイプを検証する

 

フィードバックを受け自分を深掘りしていくプロセスが重要であり、そこまで含むものがMBTIです。
MBTIは診断テストではなく、自己認知を深めるメソッドなのです。

 

 

簡易テストでタイプがわかるような模倣版に注意しましょう!

 

文化的に自我の発達が弱い日本では、環境の中で身につけたペルソナ(役割性格)や、社会的に「こちらの方が望ましいはず」と無意識に思うことが多いため、それらが回答時に影響を受けます。

 

研修や講座で受講者に聞くと「ネットで簡単にわかるものをやってみたが違うタイプだった」と言う方が多く、本来のタイプが回答として出ないケースは多いと考えられます。

 

正式版ではないサイトの質問項目には、価値判断が入りやすい偏りのある記述内容も多く、間違った理解の可能性もあるため注意が必要です。

 


一般社団法人 日本MBTI協会認定
MBTI認定ユーザー 2003031259
   早川健治